a-nation

a-nationとは2002年からおこなわれている野外ライブフェスで、基本的に日本各地複数の会場をツアーするイベントです。主催は日本の大手レコード会社エイベックスで、もちろん同社所属のアーティストがメインで出演するわけですが、他会社所属のアーティストもこれまで多く出演しています。

a-nationの始まり

a-nationが始まったのは2002年からになりますが、エイベックスはそれまでにも多くの大型音楽イベントをおこなってきました。代表的なものとして、1993、94年に開催された「avex rave」という東京ドームをまるごとディスコにしたかのような大型ダンスイベントや、1995年に東京ベイサイドスクエアと大阪万博記念公園の2ヶ所でおこなわれた野外ライブ「avex dance Matrix ’95 TK DANCE CAMP」があります。「avex rave」は、2001年に17時間にも及んだ「avex rave 2001」を最後に区切りをつけ、その時代における役目を終えることになります。「avex dance Matrix ’95 TK DANCE CAMP」は、その後始まる野外フェスブームの先鞭をつけ、数年の時を経てa-nationへと繋がっていきます。

a-nationの発展

2002年に「a+nation avex SUMMER FESTA 2002」という名称で始まったa-nationは、その当初は開催するエイベックスのアーティストのみが出演するイベントでした。しかし2004年から別のレコード会社所属のアーティストも出演するようになり、幅広い音楽ファンへ訴求する音楽イベントへと進化していきます。

また日本の大都市を縦断ツアーするという他に類をみない音楽フェスでしたが、全国5都市でおこなわれた2011年を最後にツアー形式はいったん終了。その後は東京での複数日開催を基本に、2012、13、15年は大阪の長居スタジアムでの開催を、2014年は初の海外開催となる台湾やシンガポールでの開催を加えて開催されます。

そして2016、17年は東京開催のみ、と、規模としてはいったん縮小することになるa-nationでしたが、2018年はエイベックス設立30年記念ということもあり再びツアー形式として開催。台風の影響で三重県での開催こそ中止になりましたが、長崎、大阪、東京と3ヶ所でおこなわれ盛況を博しました。

また続く2019年も再びツアー形式での開催方法を採用。またしても三重県での開催が台風の襲来で中止になりますが、それでも青森、福岡、大阪と3ヶ所の開催がおこなわれました。さらに2020年も日本縦断ツアーとしての開催が期待されています。

90年代以降の日本の音楽シーンの中心を担ってきたエイベックスが開催するこのa-nationは、まさしく日本の音楽シーンの縮図と言っていいでしょう。もし日本の音楽シーンの「今」を楽しみたいのなら、このフェス以上のものはないかもしれません。