サマーソニック

サマーソニックは、千葉県と大阪府の2ヶ所で開催される音楽フェスです。2日間の開催で、初日と2日目の出演アーティストを2会場でそっくりそのまま入れ替えるという開催形式は、イギリスでおこなわれているレディング&リーズフェスティバルの手法を採用したものです。他の野外フェスとはコンセプトが違い、都市部で働く忙しい音楽ファンのためのフェスとしてサマーソニックはおこなわれています。そのため2会場どちらの開催場所も、都市部中心からアクセスしやすい場所となっています。

変化する出演アーティストの傾向

開催当初は海外の大物アーティストを中心に出演者を揃え、フジロックフェスティバルと並ぶ洋楽ファン御用達の音楽フェスだったサマーソニックですが、年を追うごとに日本人アーティストの割合が増えていくことになります。そして2019年にはついに日本人アーティストとして初めてB’zがヘッドライナーを務めることになったのです。

またサマーソニックは、他の音楽フェスでは見ることができないようなアーティストを招聘することにも力を注いでいます。2011年には音楽フェスに出ないことで有名なX JAPANが出演。2014年にはアダム・ランバートを擁したクイーンをヘッドライナーとして招聘することにも成功しています。こういった特別なアーティストが見れるということが、サマーソニックの魅力の1つでもあるのです。

巨大化するサマーソニック

第1回がおこなわれた2000年の東会場は、山梨県富士急ハイランドでした。しかし最大収容人数は2万人程度で、そのため翌年から開催地を変更することになったのです。次の開催地に決まった千葉県の幕張メッセとZOZOマリンスタジアムでは、当初は両方で1日3万人程度の来場者数を見込んでいたとのことです。しかし勢いに乗ったサマーソニックの観客数は年々増加することになり、2010年以降は2日間で10万人を超えるようになりました。

また大阪会場の方も、当初はWTCオープンエアスタジアムのみの開催でしたが、2年目からは国際展示場であるインテックス大坂が開催地の1つに加えられました。また2007年からは大阪市此花区舞洲に特設会場を設けることで、増加する観客に対応できるようになり、そして以降は同じ会場での開催が続くことになるのです。こうしてサマーソニックは、日本を代表する音楽フェスとしての地位を確固たるものとしました。2020年は東京オリンピックの会場として幕張メッセが使用されるため、開催は中止になることが決まっていますが、2021年には更に素晴らしい音楽フェスとして再び私たちの前に現れてくれることでしょう。